2022/04/28 14:52

そもそもの原点は、地元の「お祭り」だったんです。


地元の祭『鳥越祭り』は、ここ2年ほどコロナの影響でお休みせざるをえない状況ですが、
普段ですと祭りが近づくにつれ、どこからか笛や太鼓(おそらく録音ですが)が聞こえてきて
否が応でもワクワクしてきます。
そうなると毎年「祭りグッズ(半纏や足袋など)はどこへ仕舞ったっけ?」などとゴソゴソ探し始めます。
一年の中でも和装になるのは限られたタイミングですからね…。

そこで登場するのが「巾着」。


ご存知の方もいらっしゃると思いますが構造としては、袋に紐がついていて紐を絞ると巾着の口が閉まります。
ここまでは今でも巾着袋として使ってらっしゃる方もいると思いますので分かると思います。
そのヒモの先には「根付」と呼ばれる7〜8cmくらいの物体が付いていて、
その物体を「帯」に挟み込むことで、手で持ち歩かなくても携帯できます。
小銭やタバコなどを、袖や懐に入れるより少し安心感があります。

また「根付」にも多様なデザインがあり江戸時代にかなり流行ったようで趣味として収集する方もいるようです。
この携帯方法は『粋』だなって前から思ってました。

そこでバイク乗りとしてのソリューションが出てきます。
ポケットのスマートフォンがどうも邪魔だし、足を曲げていると必要な時にスマートフォンが取り出しにくい…。
自転車に乗っている時もそうです。


「ATTACH」を基本構造を考えている時に、「邪魔だなぁ」+「巾着&根付」が結びついて
今の世の中的な『粋』っていうアイテムもアリなんじゃないかぁ、とイメージが出来てきました。
ですので、構造もさることながら「コンチョ(銀のホック留め)」のデザインも重要。
このコンチョが「根付」の楽しみを広げてくれっるんじゃないかと…。

コンチョについては、
次回の記事でお話しさせてください。